目次
2. 最終発表
(例)最終発表では、「1.背景・課題発見」「2.創意工夫・解決手法」「3.論理的思考・結論導出」「4.プレゼン方法」の4項目が評価対象。(合計80点満点)
中間発表と同様にスライドを作りますが、最終発表は最終成果(結論)をしっかり示す必要があります。
(1) 1枚目:タイトル・研究背景(社会的背景+学問的背景の要約)
- 中間発表との違い
- 最終発表では、これまでの背景をより完結にまとめる。
- 「社会的意義→学術的課題→他者研究→本研究の着眼点」の流れを1~2枚程度で表現。
(2) 2~3枚目:課題発見
- どこが未解明/どの先行研究が不足かを改めてまとめる。
- 本研究の狙いを再確認。「課題A, Bを解決する」とか、「○○のモデルを拡張する」とスライドで明示。
(3) 4~5枚目:創意工夫・解決手法
- 新規性/創意工夫/有用性を明示する欄を作り、「〜の改良を施した」「実験手法を独自に工夫」とアピール。
- 具体的なモデルや実験・計算のステップを再掲して、「ここがオリジナル」「こういう有用性がある」と示す。
(4) 6~8枚目:結果・考察(論理的思考の証拠)
- データを図表でまとめ、誤差や先行研究との比較を提示。
- 「結果→考察→結論」をスライド内で分かりやすく構成。
- 例:6枚目に結果(1)、7枚目に結果(2)、8枚目に考察かまとめなど。
(5) 9~10枚目:結論導出
- **「データを踏まえ、仮説(1)はほぼ成立、(2)は一部修正が必要」**など論理的に説明。
- 1章冒頭で述べた問題点をどこまで解決できたか総括し、論理的思考・結論導出の評価を高める。
(6) 11~12枚目:今後の課題・Q&A
- 「高圧条件は未検討なので次の段階で試す」「社会実装には安全面の考慮が要る」など追加検討を述べる。
- Q&Aで回答しやすい補足を盛り込むと、質疑応答がスムーズになる。
▼最終発表用ルーブリックとの関連
- (1) 背景・課題発見: スライド1~3程度で社会背景→研究背景→問題点を明確に。
- (2) 創意工夫・解決手法: 中間発表時より詳しく、新規性・有用性を強調。
- (3) 論理的思考・結論導出: データや考察を整合的にまとめ、最終的に課題解決度を示す。
- (4) プレゼン方法: 時間配分・スライドデザイン・Q&A対応をしっかり。